石仮面のつくりかた
2014.03.03
今時 一家にひとつは石仮面がほしいみたいなところありますよね。
でも実物大でちゃんとかぶれて、かざっても良さげで 石っぽい石仮面はそうそう売ってないですよねたぶん。
そこでやきもので石仮面を作ってみたらどうなの!?
ということで実際に作ってみたので参考にでもなればと思います。
まず鉄分を程よく含んだ赤土を1kgほどと粘土細工用の削り棒を何種類か用意しましょう。
そうですね 庚申窯 あたりが値段もお手頃ですし いいんじゃないでしょうか。
では作業スタート!
てきとうな厚さにローラーをかけます。今回のは出来上がりが少し薄くなってしまったので もしやられる方は厚めにしましょう。
1〜2日ほどおいて水分が抜けて固くなって来た所で削り出します。パトス的なものを棒先にのせましょう。
熱中して作業が進んだため いきなりおもて面がおおまかにできました。
裏面はおくと鼻とかつぶれちゃうので片手でもちながら削る事に。
少し歪んでなんだかまぬけな顔になってしまいましたが微調整しながら乾く段階に合わせて削る部分を細かくしていきます。
さて素焼きも終わってかける薬をチョイスします。
石っぽい感じを出すため質感が似ている天然のワラ灰(白色になる薬)の上に鉄(赤茶色系になる薬)をコンプレッサーで吹きかけます。
あとは焼くだけ!
7〜8時間ほどの炎の責め苦をくぐり抜けてついに完成!つや消しになる予定だったのに鉄薬が多すぎてつやつやに!
でもこれはこれでいいかもと気に入っております。
裏面はこんな感じ。裏面は天然ワラ灰だけなので石っぽい感じに。流れ着きもなく無事完成です。ちゃんと印も入ってたりします。顎の辺り。
ちゃんと装着できます。もうノイノリです。
せっかく作ったから飾る場所もあった方がいいよね!
ということでスプレーを駆使し庚申窯の空いてる壁に擬音を書き込み、陶器のタイルで額縁をつくって飾ってみると・・・
っぽい!
やはり擬音があると違いますな。
もし仮面のようなものを作りたいという方は事前に連絡していただけるとある程度粘土を乾かしておくので作りやすいかもです。